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【完全ガイド】フリーランスの「商流」とは?単価に直結する仕組みを徹底解説
FreelanceDB編集部2025-01-12
「商流」とは何か?
フリーランスエンジニアの世界で頻繁に使われる「商流」という言葉。 しかし、その意味と重要性を正しく理解しているエンジニアは意外と少ないです。
商流の定義
商流とは、案件の発注元(エンド企業)からエンジニアに仕事が届くまでの会社の連なり・流れのことです。「商流が浅い」とは、間に入る会社が少ないことを意味します。
商流の種類と違い
エンド直(直接契約)
エンド企業あなた
発注元企業と直接契約する最も望ましい形態。中間マージンがなく、手取りが最も高くなる。エンド企業との直接コミュニケーションも可能。
手取り目安:エンド予算の85-95%
1次請け(プライム)
エンド企業元請け会社あなた
元請け会社を介する形態。元請けが10-20%程度のマージンを取る。 大手SIerや有名IT企業の案件に多い形態。
手取り目安:エンド予算の65-80%
2次請け
エンド企業元請け2次請けあなた
間に2社が入る形態。各社がマージンを取るため手取りが下がる。 エンド企業の情報も伝わりにくくなる。
手取り目安:エンド予算の50-65%
3次請け以降
エンド元請け2次3次あなた
避けるべき形態。手取りが大幅に下がり、責任の所在も曖昧になりがち。 トラブル時のサポートも期待しにくい。
手取り目安:エンド予算の40-50%
なぜ商流が深くなるのか?
日本のIT業界には「多重下請け構造」と呼ばれる問題があります。
- 大企業は直接のエンジニア採用を避け、協力会社に発注する傾向がある
- 元請け会社は自社でリソースを確保できない場合、さらに下請けに発注する
- 各社が利益を確保するため、マージンが積み重なる
- 結果として、エンド予算の半分以下しかエンジニアに届かないケースも
商流が浅い案件の見つけ方
1. エージェントに商流を確認する
案件紹介時に「この案件は何次請けですか?」と必ず確認しましょう。 答えられない場合は、深い商流の可能性が高いです。
2. マージン開示型のエージェントを使う
FreelanceDBなど、マージン率を事前に開示するエージェントを活用すれば、 商流の確認を省略できます。
3. 契約書で発注元を確認する
契約書の「甲」が誰か確認しましょう。エンド企業名でなければ、 少なくとも1次以上の商流です。
4. 直接営業・知人紹介を活用する
自分で営業したり、知人経由で案件を獲得すれば、 確実にエンド直で契約できます。
商流を意識した場合の年収差
商流を意識するかしないかで、年収にどれだけ差が出るかシミュレーションしてみましょう。
商流を意識しない場合
年収720万円
月60万円 × 12ヶ月
(2次〜3次請け、マージン高め)
商流を意識した場合
年収1,080万円
月90万円 × 12ヶ月
(エンド直、低マージン)
年間360万円の差
まとめ:商流は単価の最重要ファクター
- 商流とは、案件がエンド企業からエンジニアに届くまでの会社の連なり
- 商流が深いほど、各社のマージンで手取りが減る
- 同じスキルでも、商流の違いで年収300万円以上の差が出ることも
- 案件を受ける前に、必ず商流(何次請けか)を確認する
- マージン開示型のエージェントを活用する