AIこのページの要点

  • 1業務に関連する支出で証拠書類があれば経費として認められる
  • 2PC・ソフトウェア・通信費・書籍・家賃(按分)など幅広く計上可能
  • 3プライベート兼用のものは使用割合で按分し、根拠を記録しておく
  • 4領収書は7年間保管が必要、電子保存も要件を満たせばOK
  • 5青色申告なら30万円未満の資産を一括経費化できる特例あり
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15分
対象: 税務・法務について知りたいフリーランスエンジニア更新: 2026/3/6出典: FreelanceDB
Radineer編集部監修
経費・節税ガイド

フリーランスエンジニアの経費
どこまでOK?【2025年版】

PC、家賃、通信費、書籍...項目別に経費計上のルールを解説

最終更新: 2025年1月

フリーランスエンジニアにとって経費の管理は節税の基本です。 「これは経費にできる?」という疑問は誰もが持つもの。 このガイドでは、経費にできるもの・できないものを カテゴリー別に解説し、按分計算の方法や領収書の保管ルールまでフリーランスエンジニア向けに徹底解説します。

目次

  1. 1. 経費の基本原則
  2. 2. カテゴリー別 経費一覧
  3. 3. 按分計算の方法
  4. 4. 領収書の保管ルール
  5. 5. よくある質問(FAQ)

1. 経費の基本原則

経費として認められる条件

  • 事業に関連する支出であること(業務との関連性が明確)
  • 証拠書類(領収書等)があること
  • 金額が妥当であること(過度に高額でない)
経費にできる
  • ・業務で使用するPC、ソフトウェア
  • ・業務に必要な技術書、学習教材
  • ・クライアントとの打ち合わせ費用
  • ・自宅の家賃、電気代(按分)
経費にできない
  • ・プライベートの食事、旅行
  • ・趣味の本、ゲーム
  • ・家族・友人との飲み会
  • ・業務と無関係な物品

2. カテゴリー別 経費一覧

PC・周辺機器

パソコン(Mac/Windows)

10万円未満は消耗品費、10〜30万円は一括経費(青色)、30万円以上は4年で減価償却

モニター・ディスプレイ

2台目以降も業務用なら経費可

キーボード・マウス

高額なものもOK

Webカメラ・マイク

リモート会議用

外付けSSD/HDD

データバックアップ用

椅子・デスク

作業環境の整備

ゲーミングPCのゲーム用パーツ経費不可

業務に不要な部品は経費不可

ソフトウェア・クラウド

Adobe Creative Cloud

月額・年額全額

JetBrains IDE(IntelliJ等)

開発ツール

Microsoft 365

Word, Excel, Teams等

GitHub有料プラン

開発管理

AWS/GCP/Azure利用料

クラウドインフラ

Figma/Sketch

デザインツール

会計ソフト(freee等)

経理業務

ChatGPT Plus/Copilot

AI開発支援ツール

個人利用のNetflix等経費不可

娯楽目的は経費不可

通信費

インターネット回線(光回線)

按分が必要(業務使用割合)

スマートフォン代

按分が必要(業務使用割合)

ポケットWi-Fi

外出先での業務用

レンタルサーバー代

全額経費

ドメイン取得・更新費用

全額経費

VPN利用料

セキュリティ対策

家賃・光熱費

家賃(自宅作業の場合)

面積按分(作業部屋の割合)で計算

電気代

按分が必要

水道代

在宅勤務なら一部按分可

コワーキングスペース利用料

全額経費

事務所家賃

全額経費

書籍・学習費

技術書(紙・電子)

業務関連であれば全額

Udemy/Coursera等のオンライン講座

スキルアップ目的

資格試験費用

業務関連の資格(AWS認定等)

セミナー・カンファレンス参加費

技術系イベント

英会話学習費

業務で英語を使う場合

趣味の本経費不可

業務と無関係は経費不可

交通費

客先への電車・バス代

ICカード履歴やレシートを保管

タクシー代

業務上必要な場合

出張費(新幹線・飛行機)

業務目的の移動

駐車場代

業務目的の場合

ガソリン代

業務使用分を按分

プライベート旅行の交通費経費不可

私的な移動は経費不可

接待交際費

クライアントとの会食

相手の名前・目的を記録

取引先への贈答品

お中元・お歳暮等

エンジニア仲間との情報交換会

業務関連であれば

一人での食事経費不可

原則経費不可

友人との飲み会経費不可

プライベートは経費不可

3. 按分計算の方法

プライベートと業務で兼用しているものは、按分(あんぶん)して 業務使用分のみを経費計上します。按分の根拠を明確にしておくことが重要です。

家賃

面積按分
計算例: 全体60㎡のうち作業部屋が15㎡ → 25%を経費

作業専用スペースがある場合に有効

インターネット回線

使用時間按分
計算例: 1日の使用時間のうち業務8時間 / 全体12時間 → 約67%を経費

業務専用回線なら100%可

スマートフォン

使用割合按分
計算例: 業務利用50%と見積もり → 50%を経費

業務専用端末なら100%可

電気代

面積按分または使用時間
計算例: 作業部屋の面積比25% → 電気代の25%を経費

PC使用分を加算する方法も

車両費・ガソリン代

走行距離按分
計算例: 月間走行距離のうち業務用30% → 30%を経費

運行記録をつけると安心

注意: 按分割合を決めたら、その根拠を記録しておきましょう。 税務調査で「なぜその割合にしたのか」を説明できることが重要です。

4. 領収書の保管ルール

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保存期間: 7年間(欠損金がある場合は10年間)
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保存形式: 紙原本または電子データ(電子帳簿保存法対応)
i
電子保存の要件: タイムスタンプ付与、または事務処理規程の整備が必要
i
クレジットカード明細: 領収書の代わりにはならないが、補助資料として有効

電子帳簿保存法について

2024年1月から、電子取引データの電子保存が義務化されました。 Amazon等でのオンライン購入は、領収書をPDF等で保存する必要があります。

  • freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを使えば自動で対応
  • スマホアプリで領収書を撮影して保存するのも有効
  • 紙の領収書もスキャンして電子保存OK(要件を満たせば原本廃棄可)

5. よくある質問(FAQ)

PCは全額経費になる?

金額によって処理方法が異なります。10万円未満は消耗品費として全額経費、10万円以上30万円未満は青色申告の「少額減価償却資産の特例」で一括経費(年間300万円まで)、30万円以上は4年間で減価償却します。例えば、MacBook Pro 25万円なら青色申告で一括経費化できます。

自宅の家賃はどこまで経費にできる?

作業スペースの面積比率で按分します。例えば、60㎡の自宅で15㎡を作業部屋として使用している場合、家賃の25%を経費にできます。ただし、リビングの一角で作業する場合は認められにくいです。専用スペースを設けることをおすすめします。

スマホ代は全額経費にできる?

業務専用端末なら全額経費にできます。プライベートと兼用の場合は、使用割合で按分が必要です。一般的に30〜50%程度を業務使用として経費計上するケースが多いです。

コーヒー代やランチ代は経費になる?

一人での飲食は原則として経費になりません。ただし、クライアントとの打ち合わせ時のカフェ代(会議費)、来客用のお茶・コーヒー(消耗品費)は経費にできます。一人作業中のコーヒー代は経費不可です。

領収書がない場合はどうする?

原則として領収書が必要ですが、電車代などはICカードの履歴や出金伝票で代用できます。Amazon等のオンライン購入は購入履歴・メールを保存しましょう。領収書がない場合は、日付・金額・相手先・目的を記録した出金伝票を作成します。

クレジットカード明細だけでOK?

クレジットカード明細は領収書の代わりにはなりません。ただし、領収書とセットで保管することで、支払いの証拠として補強できます。経費精算サービスを使うと、明細と領収書を紐づけて管理できて便利です。

経費の按分割合はどうやって決める?

合理的な根拠があれば認められます。面積比、使用時間比、使用頻度などが一般的です。按分割合を決めたら、その根拠をメモしておきましょう。税務調査で聞かれた際に説明できることが重要です。

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この記事を書いた人

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Radineer編集部執筆者

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