AIこのページの要点
- 1民法上の原則では振込手数料は発注者(クライアント)負担
- 2契約書に記載がない場合は発注者負担と解釈できる
- 3毎月550円の手数料で年間6,600円、複数取引先なら更に増加
- 4同一銀行・ネット銀行の口座指定で手数料を削減可能
- 5受注者が負担した場合は「支払手数料」として経費計上可能
フリーランスの振込手数料は
誰が負担?
契約書の確認ポイントと交渉のコツを解説
最終更新: 2025年1月
フリーランスで働いていると、報酬の振込時に手数料が引かれていることに気づくことがあります。 「これって自分が負担するもの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。 このガイドでは、振込手数料の負担ルールと、契約書での確認ポイントを解説します。
民法上、「弁済の費用は債務者負担」が原則です。 報酬を支払う義務があるのは発注者なので、振込手数料は発注者が負担するのが本来のルールです。 ただし、契約書で別途定めることは可能なので、契約内容を確認しましょう。
主要銀行の振込手数料一覧
銀行によって手数料は大きく異なります。ネット銀行は手数料が安い傾向にあります。
| 銀行名 | 同一支店 | 他行宛 | ネット振込 |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 110円 | 330円 | 3万円以上: 330円 |
| 三井住友銀行 | 110円 | 330円 | 3万円以上: 330円 |
| みずほ銀行 | 110円 | 320円 | 3万円以上: 320円 |
| りそな銀行 | 110円 | 330円 | 一律: 165円 |
| 楽天銀行 | 52円 | 150円 | 一律: 145円 |
| 住信SBIネット銀行 | 0円 | 77円 | 一律: 77円 |
| PayPay銀行 | 55円 | 160円 | 一律: 145円 |
※2025年1月時点の情報です。最新の手数料は各銀行にご確認ください。
年間で見ると結構な金額に
複数の取引先がある場合は、この金額がさらに増えます。 たとえば3社との取引で毎月550円ずつ引かれると、年間19,800円の負担に。
契約書の確認ポイント
「振込手数料」の記載を探す
契約書の支払い条件、報酬の項目を確認
- 「振込手数料は発注者負担とする」
- 「振込手数料は受注者負担とする」
- 「振込手数料を差し引いた金額を支払う」
記載がない場合の解釈
民法上は「弁済の費用は債務者負担」が原則
- 報酬を支払う義務があるのは発注者(クライアント)
- したがって、振込手数料は発注者負担が原則
- ただし、契約で別途定めれば有効
「振込金額」の計算を確認
請求額と実際の入金額を照合
- 請求額: 880,000円 → 入金額: 880,000円(発注者負担)
- 請求額: 880,000円 → 入金額: 879,450円(受注者負担)
確認・交渉メールの文例
お世話になっております。 契約条件について確認させてください。 報酬のお支払いにおける振込手数料の取り扱いについて、 御社のご方針を教えていただけますでしょうか。 一般的には振込手数料は発注者様負担のケースが多いと 認識しておりますが、いかがでしょうか。 ご確認のほどよろしくお願いいたします。
お世話になっております。 先日お振込みいただいた報酬について確認させてください。 請求額880,000円に対し、入金額が879,450円と 550円ほど差額がございました。 こちらは振込手数料の控除でしょうか? 契約書を確認したところ、振込手数料の負担については 特に記載がなかったかと思いますので、確認させていただきました。 お手数ですが、ご回答いただければ幸いです。
手数料を抑える4つの方法
同じ銀行・支店の口座を指定
取引先と同じ銀行の口座を持っていれば、手数料が大幅に安くなります
ネット銀行の口座を指定
楽天銀行やPayPay銀行など、手数料が安いネット銀行を振込先に
複数案件をまとめて請求
月末にまとめて請求することで、振込回数を減らす
高額案件は手数料を気にしない
80万円の案件で550円の手数料は0.07%。大きな問題ではない
よくある質問
振込手数料は誰が負担するのが一般的?▼
業界やケースによりますが、フリーランスの業務委託では発注者(クライアント)負担が多いです。民法上も「弁済の費用は債務者負担」が原則なので、報酬を支払う側(発注者)が負担するのが本来のルールです。ただし、契約で別途定めることは可能です。
契約書に振込手数料の記載がない場合は?▼
記載がない場合は、民法の原則に従い発注者負担と解釈できます。ただし、トラブル防止のため、契約前に確認しておくことをおすすめします。既に受注者負担で処理されている場合は、今後の契約で明記してもらうよう交渉しましょう。
振込手数料を経費にできる?▼
はい、受注者(フリーランス)が負担した振込手数料は「支払手数料」として経費計上できます。入金額と請求額の差額を毎月記録しておき、確定申告時にまとめて計上しましょう。
月に複数回振り込まれる場合の手数料は?▼
複数案件を持つ場合、月末にまとめて請求することで振込回数を減らし、手数料を節約できます。取引先によっては、複数案件を1回の振込でまとめてくれることもあるので、相談してみましょう。
外国の銀行に振り込んでもらう場合は?▼
海外送金の手数料は非常に高額(数千円〜)になります。国内のネット銀行口座を用意するか、Wiseなどの国際送金サービスを利用することで手数料を大幅に抑えられます。契約前に送金方法を確認しましょう。
振込手数料で揉めた場合はどうする?▼
まずは冷静に契約書を確認し、記載内容を元に話し合いましょう。記載がない場合は民法の原則を説明しつつ、今後の取引のために書面で合意を取り付けることをおすすめします。金額としては小さいですが、継続取引では積み重なるため、最初に明確にしておくことが大切です。
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この記事を書いた人
FreelanceDB運営チーム
フリーランスエンジニア専門のエージェント「Radineer」が運営。累計1,000名以上のエンジニア独立をサポート。現場で見てきたリアルな成功パターン・失敗パターンを発信。
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