フリーランスエンジニアの
確定申告ガイド【2025年版】
初めての確定申告でも安心。経費・控除・節税を徹底解説
最終更新: 2025年1月
フリーランスエンジニアにとって確定申告は避けて通れません。 しかし、正しく申告すれば大幅な節税が可能です。 このガイドでは、青色申告のメリット、経費にできるもの、おすすめの会計ソフトまで、 エンジニア目線で詳しく解説します。
確定申告のスケジュール
青色申告 vs 白色申告
- • 最大65万円の特別控除
- • 赤字を3年間繰り越せる
- • 家族への給与を経費にできる
- • 30万円未満の資産を一括経費化
- • 特別控除なし
- • 赤字の繰り越し不可
- • 記帳が簡単(単式簿記)
- • 事前届出不要
経費にできるもの一覧
使える控除一覧
| 控除名 | 控除額 | 条件 |
|---|---|---|
| 青色申告特別控除 | 最大65万円 | e-Tax + 複式簿記 |
| 基礎控除 | 48万円 | 全員適用 |
| 社会保険料控除 | 支払額全額 | 国保・年金 |
| 小規模企業共済等掛金控除 | 最大84万円/年 | iDeCo加入 |
| 生命保険料控除 | 最大12万円 | 生命保険加入 |
| 医療費控除 | 10万円超の部分 | 年間医療費10万円超 |
よくある質問
フリーランスエンジニアは確定申告が必要ですか?▼
はい、フリーランスとして年間20万円以上の所得(売上-経費)がある場合、確定申告が必要です。会社員の副業の場合も、副業所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。なお、還付を受けたい場合は20万円以下でも申告可能です。
青色申告と白色申告、どちらがお得ですか?▼
フリーランスエンジニアには青色申告がおすすめです。最大65万円の控除が受けられ、赤字を3年間繰り越せます。事前に「青色申告承認申請書」の提出が必要ですが、会計ソフトを使えば記帳も簡単です。年間売上が100万円以上なら青色申告の節税メリットは大きいです。
パソコンは経費になりますか?▼
はい、業務で使用するパソコンは経費になります。10万円未満なら消耗品費として全額経費計上、10万円以上30万円未満なら「少額減価償却資産」として一括経費計上(青色申告の場合)、30万円以上なら4年で減価償却となります。
確定申告に必要な書類は何ですか?▼
主な必要書類は、(1)確定申告書B、(2)青色申告決算書(青色の場合)、(3)マイナンバーカードまたは通知カード、(4)源泉徴収票(取引先から受領した場合)、(5)経費の領収書・請求書です。e-Taxを使えばマイナンバーカードで電子申告ができ、控除額も最大になります。
おすすめの確定申告ソフトは?▼
フリーランスエンジニアには「freee」「マネーフォワード クラウド確定申告」「弥生の青色申告」が人気です。銀行口座やクレジットカードと連携して自動で仕訳でき、確定申告書も自動生成されます。年間1〜2万円程度の費用ですが、節税効果と時間節約を考えれば十分元が取れます。
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