開業ガイド

フリーランスエンジニアの
開業届の出し方【2025年版】

書き方・届出先・提出期限をわかりやすく解説

最終更新: 2025年1月

フリーランスエンジニアとして活動を始めるなら、開業届の提出がおすすめです。 提出しなくても活動はできますが、青色申告による最大65万円の節税、 屋号での銀行口座開設など、多くのメリットがあります。 このガイドでは、開業届の書き方から提出方法まで詳しく解説します。

必要な届出一覧

個人事業の開業届出書

必須

フリーランス開始の届出。屋号の登録もここで行う。

税務署
開業から1ヶ月以内

青色申告承認申請書

おすすめ

最大65万円の控除を受けるために必須。

税務署
開業から2ヶ月以内(または3/15まで)

事業開始等届出書

必須

個人事業税の届出。自治体によって不要な場合も。

都道府県税事務所
開業から15日以内

国民健康保険加入届

必須

会社の健康保険から切り替え。

市区町村役場
退職から14日以内

国民年金切替届

必須

厚生年金から国民年金に切り替え。

市区町村役場
退職から14日以内

開業届の提出手順

1

開業届を準備する

  • 国税庁のサイトから用紙をダウンロード
  • または freee開業/マネーフォワード開業 で作成
  • 屋号を決める(任意)
2

必要事項を記入する

  • 納税地(自宅住所)を記入
  • 氏名・生年月日・マイナンバー
  • 職業欄に「ITエンジニア」等と記入
  • 開業日を記入
3

青色申告承認申請書も同時に作成

  • 開業届と一緒に提出するのがベスト
  • 簿記方式は「複式簿記」を選択
  • 帳簿は「会計ソフト」と記入
4

税務署に提出

  • 窓口持参、郵送、またはe-Taxで提出
  • 控えを必ずもらう(融資申請等で必要)
  • マイナンバーカードがあればe-Taxが便利

無料で使える開業届作成サービス

freee開業

質問に答えるだけで開業届・青色申告承認申請書を自動作成。 e-Tax連携でオンライン提出も可能。

無料
マネーフォワード クラウド開業届

ステップに沿って入力するだけで必要書類を作成。 PDFダウンロードで印刷・提出。

無料

よくある質問

開業届を出さないとどうなりますか?

開業届を出さなくても罰則はありませんが、青色申告ができない(最大65万円の控除が受けられない)、屋号での銀行口座開設ができない、小規模企業共済に加入できない、などのデメリットがあります。フリーランスとして本格的に活動するなら提出をおすすめします。

開業届はいつまでに出す必要がありますか?

開業届は開業日から1ヶ月以内に提出することが原則ですが、遅れても特に罰則はありません。ただし、青色申告承認申請書は開業から2ヶ月以内(既に事業をしている場合は申告する年の3月15日まで)に提出しないと、その年は青色申告ができません。

開業届の職業欄には何と書けばいいですか?

フリーランスエンジニアの場合、「システムエンジニア」「プログラマー」「ITコンサルタント」「Webエンジニア」などと記入します。複数の仕事をしている場合は、主な職業を1つ選んで記入すればOKです。

屋号は必要ですか?

屋号は任意です。個人名のみで活動することも可能です。ただし、屋号があると銀行口座を屋号名義で開設できる、名刺やWebサイトで使える、法人化を見据えたブランディングができる、などのメリットがあります。

会社員をしながら副業で開業届を出せますか?

はい、可能です。会社員のまま副業としてフリーランス活動を始める場合も、開業届を出すことで青色申告のメリットを受けられます。ただし、会社の就業規則で副業が禁止されていないか確認してください。

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この記事の監修
FD
FreelanceDB編集部
フリーランスエンジニア向けの案件情報・キャリア情報を発信。 税理士監修のもと、正確な開業手続き情報を提供しています。

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