フリーランスエンジニアの
開業届の出し方【2025年版】
書き方・届出先・提出期限をわかりやすく解説
最終更新: 2025年1月
フリーランスエンジニアとして活動を始めるなら、開業届の提出がおすすめです。 提出しなくても活動はできますが、青色申告による最大65万円の節税、 屋号での銀行口座開設など、多くのメリットがあります。 このガイドでは、開業届の書き方から提出方法まで詳しく解説します。
必要な届出一覧
個人事業の開業届出書
必須フリーランス開始の届出。屋号の登録もここで行う。
青色申告承認申請書
おすすめ最大65万円の控除を受けるために必須。
事業開始等届出書
必須個人事業税の届出。自治体によって不要な場合も。
国民健康保険加入届
必須会社の健康保険から切り替え。
国民年金切替届
必須厚生年金から国民年金に切り替え。
開業届の提出手順
開業届を準備する
- 国税庁のサイトから用紙をダウンロード
- または freee開業/マネーフォワード開業 で作成
- 屋号を決める(任意)
必要事項を記入する
- 納税地(自宅住所)を記入
- 氏名・生年月日・マイナンバー
- 職業欄に「ITエンジニア」等と記入
- 開業日を記入
青色申告承認申請書も同時に作成
- 開業届と一緒に提出するのがベスト
- 簿記方式は「複式簿記」を選択
- 帳簿は「会計ソフト」と記入
税務署に提出
- 窓口持参、郵送、またはe-Taxで提出
- 控えを必ずもらう(融資申請等で必要)
- マイナンバーカードがあればe-Taxが便利
無料で使える開業届作成サービス
質問に答えるだけで開業届・青色申告承認申請書を自動作成。 e-Tax連携でオンライン提出も可能。
ステップに沿って入力するだけで必要書類を作成。 PDFダウンロードで印刷・提出。
よくある質問
開業届を出さないとどうなりますか?▼
開業届を出さなくても罰則はありませんが、青色申告ができない(最大65万円の控除が受けられない)、屋号での銀行口座開設ができない、小規模企業共済に加入できない、などのデメリットがあります。フリーランスとして本格的に活動するなら提出をおすすめします。
開業届はいつまでに出す必要がありますか?▼
開業届は開業日から1ヶ月以内に提出することが原則ですが、遅れても特に罰則はありません。ただし、青色申告承認申請書は開業から2ヶ月以内(既に事業をしている場合は申告する年の3月15日まで)に提出しないと、その年は青色申告ができません。
開業届の職業欄には何と書けばいいですか?▼
フリーランスエンジニアの場合、「システムエンジニア」「プログラマー」「ITコンサルタント」「Webエンジニア」などと記入します。複数の仕事をしている場合は、主な職業を1つ選んで記入すればOKです。
屋号は必要ですか?▼
屋号は任意です。個人名のみで活動することも可能です。ただし、屋号があると銀行口座を屋号名義で開設できる、名刺やWebサイトで使える、法人化を見据えたブランディングができる、などのメリットがあります。
会社員をしながら副業で開業届を出せますか?▼
はい、可能です。会社員のまま副業としてフリーランス活動を始める場合も、開業届を出すことで青色申告のメリットを受けられます。ただし、会社の就業規則で副業が禁止されていないか確認してください。
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